2018.4

  • 6月の「青花の会骨董祭2018」に初出展いたします

     

    日本の木綿格子裂 江戸末~明治時代

    このたび6月開催の「青花の会骨董祭2018」に初出展させていただきます。ご案内の詳細はもう少し先になりますが、本日ホームページトップのお知らせ欄に〈予告〉を記しましたのでご覧下さいませ。
    これから青葉の美しい季節をむかえます。窓をあけてさわやかな風を入れ、古裂たちの準備にいそしみます。
      
     
     
     

  • 卯月 四月

     

    梵字刺繡裂残欠 江戸後期


    四月になりました。
     
    いつもみているケヤキの木が、新芽から、ようやく小さくてやわらかな葉をひろげはじめました。今はまだ緑色になる前の、赤茶色を帯びた葉の色です。一日ごとに様子を変え、内からこぼれるようにして芽吹いてくるその様を目にしていると、生きものである木々たちの一年が、また巡り始めたのだなと思います。このケヤキの対角の場所に在る、もう少し大きなケヤキはもっと陽当りがよいせいか、みるみる緑色が濃くなりつつあり、葉を繁らせてきています。
    早春までは枝ぶりだけの風景だった空との境に、風の流れのとおりにさわさわと葉が揺れうごいている。まるで時間が吹いているようです。葉擦れの音が聞こえる季節へ、時は移りかわりました。
     
    今月から、暫くの間ですが、店の開店日が少し少なめになります。
    出張も変わりないのですが、古裂をととのえる作業を、少しばかり集中しておこなうことを予定いたしました。ご紹介させていただく裂の準備にいそしみます。何卒よろしくお願い申し上げます。御来店のご予約や、お問い合わせは、どうぞお気軽にご連絡下さいませ。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。