2023.2

  • 開店日のひとこま 能装束裂と白梅

     

     

    繻子地花菱鳥文様能装束裂 江戸時代 18世紀

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    こちらは繻子地花菱鳥文様能装束裂です。
    能装束とともに出てきた裂ですが、舞楽装束に使われたものかもしれません。
    雅な文様の手触りしなやかな古裂です。
    季節の白梅と。

     

    本日もありがとうございました。

     

     

    *  *  *   

     

    こちら御売約となりました。*sold
    ありがとうございました。

     

     

     

     

  • 今日は節分

     

     

    緑地籠目に牡丹文様金襴  能装束 半切
    江戸時代 18世紀

     

     

     

     

    今日は節分です。
    東京は一日曇り、小雪でも降りそうな冷え込みです。

     

    節分の夜は、柊と豆撒きと。
    籠は鬼の目よりも目数を多く持つので、鬼を恐れさせるといいます。
    緑地籠目に牡丹文様の能装束の半切と柊を取り合わせました。

     

    ぱらぱらと豆を撒くと、明日は立春。春がやってきます。
    今宵で冬も終わります。

     

     

     

     

  • Instagram商品紹介にアップいたしました 麻藍地花散し文様紅型裂

     

     

    麻藍地花散し文様紅型裂 19世紀

    Instagramと商品紹介に麻藍地花散し文様紅型裂をアップいたしました。
    軽やかで可愛らしい文様です。どうぞ御覧くださいませ。

    詳細はお気軽にお問い合わせください。

     

    こちら御売約となりました。*sold
    ありがとうございました。

     

    *画像はご購入いただきましたお客様のご了承を頂いて掲載させていただいております。

     

     

     

     

  • 如月 二月

     

     

    麻藍地花散し文様紅型裂 19世紀

     

    草木張月の二月になりました。
    二月のこの美しい別名は、草木の芽が張るところから来ているようですが、日本の言葉の奥深さと豊かさが想われて、何と素敵な月の名なのだろうと思います。
    個人的に一年の中で二月はとても好きな月になり、新年を迎えたお正月も過ぎ、色とりどりの花の季節もまだ先で、辺りに賑やかさのない、でも陽の光が確かにかわりつつある、この静けさが日々に在るのがいいのです。寒くて暗い夜更けの時間に、界隈から火の用心の拍子木の音が聞こえてくると、その音に耳を澄ませてみたりして、大気の冷たさが物音をより遠くまで響かせているような気がして、闇の深い二月の夜は、「音」の世界をとても感じさせてくれるのです。静かなことは いいことです。

     

    節分が近づいて柊を買いました。春が来ますね。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。