2019.12

  • 「蓮の道草」49,50アップいたしました

     

     

    鳳凰のような雲

     

    「蓮の道草」49と50をアップいたしました。
    とても気ままに続けている「蓮の道草」、いつのまにか50になりました。
    止まっている時は、延々と冬眠しているごとく音沙汰なく、動き出すと、いきなり章がふえているという。お暇なときに、もしも思い出されましたら、御笑覧いただけましたら幸いです。

     

     

     

     

     

  • 今年も暮れゆきます

     

     

    赤地紬おもちゃ尽くし文様型染裂 
    江戸末~明治

     

    今年もあと数時間で暮れゆきます。
    この一年も、たくさんの方から励ましとお力添えをいただきまして、無事に一年の終わりを迎えることができました。皆様に大変お世話になりました。心より御礼を申し上げます。
    ありがとうございました。
    今年は東京以外で初めての展示会を名古屋の月日荘さんにておこなわせていただくなど、多くの出逢いとご縁を頂いた年でした。名古屋の展示会にお運び下さいました皆様、そしてお声掛けを下さいました月日荘さんに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

     

    東京の展示会に於きましても、お忙しい中たくさんの皆様にお運びいただきまして、心より感謝申し上げます。新たな出逢いや御縁を頂く中、今年は古い裂を探してご紹介をさせていただくことの意義について考えさせられたり、様々な意識の芽生えのようなものを感じられた一年だったかもしれません。引き続きこれからも一生懸命古い裂を見つけ、古い裂の世界をいろいろな方に知っていただけますよう、愉しいものをご紹介させていただけますように、努力してまいりたいと思います。少しずつですが、今後も愉しい試みを続けてまいりたいと思っております。来年もどうぞよろしくお付き合いをいただけましたら幸いです。

     

    来る年が皆様にとって幸多いお年となられますよう、心よりお祈り申し上げます。
    皆様どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

     

     

    古裂古美術 蓮

     

     

     

     

     

  • 「蓮の道草48」アップいたしました

     

     

    能装束断片裂 江戸時代


    久しぶりに「蓮の道草」をアップいたしました。
    昨年の暮れに、東京・共立女子大学の「染織品保存修復実習」の授業に参加させていただいたときのことを記しました。
    よろしければ、お暇なときにでも御覧いただけましたら幸いです。

     

     

     

     

  • 2019 Merry Christmas!

     

     

    ヨーロッパ更紗 19世紀末
    日本の無地木綿 江戸末~明治

     

    まもなく今年もクリスマスがやってきます。
    銀座の街は、街路樹に豆球?のような灯が飾られていて、夜はいっそうクリスマスのムードです。今日も無事に一日が終わろうとしています。明日は今年最後の出張です。

     

    クリスマスといえば、クリスマスケーキです。
    デパ地下には、とびきりお洒落なスイーツが並んでいますが、私は昔の、昭和のクリスマスケーキが大好きです。バタークリームは少々苦手なのですが、昭和のあのクリスマスケーキの可愛らしいこと。ケーキの上に、サンタや鹿のロウソクや、ウエハスの小さなおうち、ピンクの薔薇のクリームの上には、銀色の粒々が光っていました。もみの木の飾りもありましたね。ああいうようなクリスマスケーキ、今もどこかにあるのでしょうか。のどかなケーキ。復活してもらいたい、食べずにずっと眺めていたいほど、夢のあるケーキでした。

     

    写真はヨーロッパ更紗と日本の緑地の無地木綿です。ちょっとクリスマスのイメージで。
    出張が終わると、いよいよ年の瀬です。
    皆様、よいクリスマスをお過ごし下さい。

     

     

     

     

     

  • 師走 十二月

     

     

    古裂断片・絣入縞裂 和更紗 金襴 江戸~明治
    インド更紗・唐木綿断片 19世紀

     

    12月になりました。
    今年もとうとう師走となりました。このところの冷え込みと、室内の乾燥からか、十分注意していたつもりが、突如スタートから風邪をひいてしまいました。 今月は年越しを待つせわしないひと月ですが、早くに治して、師走を取り巻く空気感、街の華やいだざわめきも、クリスマスの彩りも、落ち葉の公園の静けさも、季節の様々な音と表情を味わいたいと思います。

     

    先月末の出張では、京都の鴨川沿いの桜も銀杏も、もう落ち葉になっており、美しく紅葉した赤色や黄色の葉は、梢にわずかに残るのみでした。残照と言いたいほどに、素晴らしい色だったです。
    散り敷いた落ち葉の吹き寄せのように、いろいろな古裂の断片を並べてみました。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。