古裂古美術 蓮

「古裂古美術 蓮」は日本の江戸時代の古裂を中心に、趣のある古い染織品を扱います。

蓮では、天然の植物染料で染められた「色」に着目して裂を探してきました。
時代の感性を反映した古裂に見られる、深く奥行きのある色調は、それぞれの気候風土に育まれた植物たちの息吹であり、その時代特有の個性です。
天然の染料で展開された染織品には、様々な色合いの静かで美しい、色彩の世界が広がっています。

人間を護り、人々の衣生活と心に華やぎをあたえ、愛玩する道具を包む染織品。
長い歴史に於いて繊維品はとても貴重なものであったため、衣服に仕立てられたものもやがては引き解かれて転用を重ね、消耗され、しだいに小片へと姿を変えながら、遠く今日まで遺されてきました。
小さなかけらとなって出現するひとひらの裂には、糸味も染め色も渋く冴えた、時代の気分を纏った魅力的なものが多いようです。
たとえわずかな断片裂であっても、そこには庶民や都びとの、寺院や異国の、様々な階層を超えてその時代に等しく漂う独特の空気感、心に響く自然界からの色彩と染織の調和が健やかに表現されており、工芸の美しさ、奥深さが掌にも感じられます。
古い糸からの伝言に気付き、ひとひらの輝きを伝えてゆければと願っています。

お気に入りの盃を包む、味な古裂も見つけていきます。
折々に、愉しい染織品をご紹介できましたら幸いです。

古裂古美術 蓮
田部浩子

We handle Japanese old textiles mainly from Edo period.
The natural color of plant-dyed antique fabric and the delicate and beautiful world of “colors” are of our interest.

Kogire Kobijyutsu Ren
Hiroko Tabe

主な取扱商品

江戸時代とその周辺の染織品、仕覆裂、仕覆裏裂、表具裂、包み裂、渡り裂、
趣味の古裂、古い時代の組紐、etc.
その他、季節を愉しむための暮らしの道具も、少しずつ入荷します。
お気軽にお問合せ下さいませ。

 

参考画像 :

商品紹介

蓮の道草

折々に、気ままな散文を記しています。

#57 今年前半を想う  #56 「雪」という名の朝顔  #55 七曜文のある断片裂 

アーカイブ

#54 おからを炒る日  #53 今年の端午の節句のこと  #52 トレンチコートとデヴィッド・ボウイと辻が花  #51 春を待つ  #50 海へ!  #49 美しい日  #48 共立女子大学「染織品保存修復実習」の授業に参加させていただいて  #47 夏休みのゆくえ2  #46 「濃茶地草花文紋章刺繍裂」の作品について  #45 昔の風景  #44 二月の終わりに  #43 初雪  #42 鐘の音  #41 『暮しの手帖』4世紀95号 「ひきだし」 後記にかえて  #40 横須賀美術館 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展へ  #39 節分が過ぎて  #38 今日は大晦日  #37 「山へ! to the mountains 展 」に行って  #36 布を「たつ」ということ  #35 二月がゆく  #34 節分の籠と辻に捨てられた豆の話 ― 後編  #33 節分の籠と辻に捨てられた豆の話 ― 前編  #32 ことほぐ Ⅱ  #31 今年も暮れゆく  #30 裂のほとりで  #29 続・はるか昔の洗濯もよう  #28 はるか昔の洗濯もよう  #27 師走まえのつぶやきいくつか  #26 夏休みのゆくえ  #25 蝉の聲  #24 天は海  #23 「信貴山縁起絵巻」によせて – 後編  #22 「信貴山縁起絵巻」によせて – 前編  #21 菖蒲酒と「女の家」  #20 水ぬるむ  #19 『熈代勝覧(きだいしょうらん)』と雛のこと  #18 二月の話  #17 季節と江戸時代の振り売り  #16 ことほぐ  #15 ゆく年  #14 フユ  #13 アキ  #12 ナツ  #11 ユリ  #10 植物の種と服飾品  #9 裁縫と“をさな”と“おとな”  - vol.4 #8 裁縫と“をさな”と“おとな”  - vol.3 #7 裁縫と“をさな”と“おとな”  - vol.2 #6 裁縫と“をさな”と“おとな”  - vol.1 #5 ハル  #4 縫い糸のこと  #3 少しだけ、草木のこと  - vol.2 #2 少しだけ、草木のこと  - vol.1 #1 組紐のこと 

お知らせ Information

 

 

幡裂残欠 種子阿弥陀如来図
江戸時代 17~18世紀 絹

 

 

9月の開店日

 

3日(木) 4日(金) 5日(土)
8日(火) 12日(土)
15日(火) 16日(水) 19日(土)
25日(金) 26日(土)
29日(火)
*25日は都合により、14:30から開店いたします
29日以降の開店日も追ってお知らせいたします。

当面の間営業時間は13:00~17:00とさせていただきます。

 

御来店は完全ご予約制とさせていただいております。
ご予約やお問い合わせは、お気軽にご連絡下さいませ。

 

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、御来店の際はマスクのご着用をお願いいたします。

 

仕入れ等の都合により、やむを得ず開店日が急に変更になることもございます。
誠に恐れ入りますが、ご予約頂く際はお日にちをご確認いただけますようお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

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小冊子『裂のほとり』のお知らせ  

 

 

『25th Anniversary 裂のほとり』

 

これまでに発行の小冊子『裂のほとり』の詳細につきましては、スクロールしたところの 小冊子『裂のほとり』のご案内▼ をクリック下さいませ。

 

 

 

 

 

  • 小冊子『裂のほとり』のご案内

     

    *4度目の展示会に寄せて編みました『裂のほとりⅣ -名古屋 月日荘にて-』を含め、現在古裂古美術 蓮発行の小冊子は全部で3冊になります。

     

    *ご注文についての詳細は、このページをスクロールしたところにございます。
    ご参照下さい。

     

     

     

    小冊子『裂のほとりⅣ -名古屋 月日荘にて-』 

    2019年3月25日発行

     

     

    小冊子『裂のほとりⅣ -名古屋 月日荘にて-』

     

    2019年3月に開催の名古屋・月日荘さんにての展示会に寄せて、ささやかな小冊子を編みました。 今はデジタルの時代ですが、紙と写真の形で、この度の展示会の時間を記憶したいと思います。展示会終了後も、ページをめくることで古裂を味わい、愉しんでいただけましたら幸いです。選んだ古裂の写真に小文を添えています。

     

    小冊子は文庫本サイズの105×148cm、カラー36ページ(表紙の能装束唐織断片裂を含め写真は30カットです)、税込価格500円です。

     

     

     

    小冊子『裂のほとりⅣ -名古屋 月日荘にて-』より

     

     

    木綿花色地桜梅に流水文紅型裂 19世紀

    ヨーロッパ更紗・インド更紗・嶋海黄 19世紀

    山村の地図 江戸時代

     

     

     

     

     

     

    小冊子『25th Anniversary 裂のほとり』

    2018年10月1日発行

     

     

    『25th Anniversary 裂のほとり』

     

    蓮は1993年の秋に東京・駒場にて小さな店を出発させてから、2018年10月にお蔭様で25周年を迎えました。これまで支えて下さいました皆様に、心より深く感謝いたしております。
    25周年の記念とともに、日本に伝え遺された染織品の存在を、ひとりでも多くの方に知っていただきたいとの想いから、2017年に発行の初めての小冊子に引き続き、あらたに『25th Anniversary 裂のほとり』を編みました。
    A5横サイズ、カラー20ページ、税込価格500円にて販売しております。よろしければお問い合わせ下さいませ。

     

    『25th Anniversary 裂のほとり』もくじ  
    まえがき / 鴛鴦丸文様二陪織物の鏡入れ / 法華経断簡の表具裂 / 室町時代の繊維と糸 / 渡り裂断片各種 / 越後縮の米袋 / 単色無地の絹と紬 / 沖縄 久米島紬断片 / 絞り染めの小さな袋 / 紅地輪宝文金襴断片 / 吹き寄せ / 『鳥獣戯画』の萩 / 私の原点 / あとがき />

     

     

     

    「絞り染めの小さな袋」

    「私の原点」

     

     

     

     

     

     

    小冊子『裂のほとり』 
    2017年11月15日発行

     

    『裂のほとり』

     

    蓮は2017年の秋に24周年を迎えました。年月を記念して、古裂に関わるささやかな冊子を編みました。古い裂の傍にいることを「裂のほとり」と表現させていただき、冊子のタイトルにいたしました。今に遺された古裂たちの独特な美しさ、その愉しい世界を、少しでもお伝えできましたら幸いです。
    A5横サイズ、カラー20ページ、税込価格500円です。よろしければお問い合わせ下さいませ。 

     

    『裂のほとり』もくじ  
    まえがき / 地蔵菩薩 / ひとつの色 / たとう紙の更紗 / 縞と格子の絹織物 /
    嶋かいきによせて / 沖縄が湛える / 理想の休日 / あとがき

     

     

     

     

    『裂のほとり』より

     

     

     

    【ご注文につきまして】

     

    ご注文はお電話またはメールにてお申し込み下さい。
    お手数でございますが、その際にご希望の『裂のほとり』のタイトルと、小冊子のお送り先ご住所とご氏名、念のため、ご連絡先お電話番号をお知らせ下さいませ。折り返し当店の振込先等の詳細をご連絡させていただきます。

     

    1冊をご希望の場合、 小冊子代500円と発送手数料を含む送料100円の合計600円の御振り込みをお願いいたします。御振り込みの確認後、クロネコDM便にてお送りいたします。 申し訳ございませんが御振り込み手数料はお客様ご負担にてお願いいたします。

     

    ご不明な点がございましたら、お気軽にお電話にてお問い合わせ下さいませ。
    どうぞよろしくお願いいたします。

     

     
     

     
     

  • ポストカードのご案内

     
    「糸」を中心にポストカードを作りました。
    1セット 5枚入 500円(税込)にて販売いたしております。
     

     

     

    古裂古美術 蓮
    03-6228-5318
     

  • 「永遠のソール・ライター」展へ

     

     

    「永遠のソール・ライター」展

     

    「永遠の ソール・ライター」展

     

    東京・渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム
    7月22日(水)~9月28日(月)

     

     

    会期中に間に合い、やっと観てまいりました。
    2017年に東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展が開催され、今年1月に再び日本で「永遠のソール・ライター」展が同じく渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催されましたが、思いがけないコロナ禍の影響により開催中止となってしまいました。その展覧会が幸いにも急遽アンコール開催の運びとなった今展です。

     

    写真家ソール・ライターは1923年12月にアメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグで生まれ、2013年11月にニューヨークにて享年89歳で此の世を去りました。ニューヨークのアパートの同じ部屋に60年以上暮らしたというソール・ライター。彼の撮る雪の日のニューヨークの街や誰の日常にも在る時間、窓ガラスに映る人影や人びとの後ろ姿、それらをみつめる彼のまなざしを写真を通して体感していると、刻み続ける「時」の存在を感じるとともに、何かソール・ライターの心に映る心象風景、語ることはしない自身の背景、ソール・ライターに常に通底している波長のようなものが、こちら側にも通じて静かに流れ込んでくるような、そんな感覚を受けるのです。そしてソール・ライターの遺した言葉には、冬の星々のまたたきのような澄んだ美しさが在ります。

     

    We live in a world of color.
    We’re surrounded by color.
    私たちは色彩の世界で生きている。
    私たちは色彩に囲まれているのだ。

     

    「色」の存在について想うことの多い私は、この言葉がとても心に響きます。

     

    I happen to believe in the beauty of simple things.
    I believe that the most uninteresting thing can be very interesting.
    私は単純なものの美を信じている。
    もっともつまらないと思われているものに、興味深いものが潜んでいると信じているのだ。

     

    ソール・ライターの心根の言葉、
    ふたつとも本展図録からの言葉です。

     

    ソール・ライターの遺した膨大な作品資料はライターの遺言によって財団に託され、今なお新発見の作品の整理が続けられているそうです。
    私の拙い言葉を並べてみても何もお伝えできないのですが、「永遠のソール・ライター」展は9月28日(月)が最終日です。混雑が見込まれる連休中の日程の入場方法等については、会場にご確認されたほうがよろしいかもしれません。

     

     

     

     

     

  • 秋の訪れ

     

     

    タマスダレ。

     

    昨日のオークションの帰り道、道端でタマスダレの白い花が咲いていました。懐かしく、とても好きな花のタマスダレ。この花はヒガンバナ科だそうで、この花に逢うと、そろそろ赤い曼珠沙華の季節かと気付かされます。今日も別な道端で、タマスダレに出逢いました。写真の小さな一輪です。以前は植木鉢で育てており、毎年の花を愉しんでいたのですが、いつの間にか姿を消してしまいました。秋の初めに咲く楚々とした花です。

     

    道を歩いていると、チン、チン、チン、と鉦叩き(カネタタキ)の鳴く聲も聞こえてきました。小さな鉦を叩いている、そんな良い名前をつけてもらった秋の虫です。お店に入るとすだちが売られていたので買って帰り、いろいろに絞って使う。
    タマスダレ、鉦叩き、すだちと、秋の訪れを知る昨日今日です。

     

     

     

     

     

  • 天高く

     

     

    彩色画 唐船図(部分) 江戸時代

     

    日が短くなり、暮れどきが早まってまいりました。 店の外を見るともう暗いです。
    夕風はだいぶ涼しさを感じるようになりましたが、日中の暑さはまだ真夏なみです。何か九月になってからの残暑のほうが、身体にこたえるような気がいたします。それでも今日店に着くまでの間、銀座の交差点の信号待ちで空を見上げると、もう夏空ではなく、乾いた空気の秋の空が感じられました。天高く、というあの言葉が思い出された空の表情、空の蒼さでした。

     

    秋の終わり頃には、できるだけ人のいない海を見に行きたいものですが、今年は行けるかどうか。少しでもコロナ禍が落ち着いてくれますように。広い広い海を見て、あの波の音をずっと聞いていると、自然と自分が調律されてゆくような、そんな気持になります。そのようなことで、寄せては返す波の音を想いつつ、魅力の渡り裂たちを運んできた唐船の色彩画をアップしました。御覧いただけましたら幸いです。

     

     

     

     

     

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古裂古美術 蓮

 

銀座の数寄屋橋にあります泰明小学校のすぐ近くです。
古裂を整えるアトリエを兼ねたこちらで商品をご覧いただけます。

 

〒104-0061

東京都中央区銀座6-3-17

悠玄ビル別館2F-B号室

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Tel & Fax : 03-6228-5318
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営業日:不定休
 
誠に恐縮ですが仕入れ等で不在の日も多いため、御来店の際は事前にご予約をいただけますようお願いいたします。
ご予約やお問い合わせは、どうぞお気軽にお電話にてご連絡下さいませ。
 
初めてお越しの際も、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ビルの入口が少々わかりづらいですので、ご案内いたします。
 
 
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古裂古美術 蓮 マップ
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