2025.8

  • -銀座百点 2025年8月号-

    *記事をDiaryに移しました。時折御覧いただけましたら幸いです。

     

     

    -銀座百点 2025年8月号-

     

    『銀座百点』2025年8月号

     

    1955年(昭和30年)に創刊されました『銀座百点』2025年8月号に、弊店の広告を掲載いただいております。こちらは毎月1日発行になり、銀座百点会会員店様の店頭にて無料で配布されております。銀座にお越しの折にもし機会がございましたら、お手に取っていただけましたら幸いです。(蓮の店頭にはあと若干ございます。)

     

    昔から毎号お洒落な表紙絵も魅力の『銀座百点』は、読み応えのある銀座の素敵な雑誌です。

    今月の表紙は懐かしい線香花火です。郷愁を誘う線香花火のパチパチという音と、鼻先をかすめる火薬の匂いが思い出され、子供の頃の楽しい夏の夜が思い起こされました。

     

     

    Ginza Hyakuten 2025 August Issue-

     

    We wanted to inform you that Ginza Hyakuten magazine is currently running an ad about our shop in the August 2025 issue, Ginza Hyakuten was first published in 1955. This magazine is published on the 1st of each month and is distributed free of charge at the stores of the members of the Ginza Hyakutenkai. If you have a chance to come to Ginza, please feel free to take a look when you find one at one of the stores.

     

    Ginza Hyakuten has always had a stylish cover for each issue, making it a symbolic Ginza magazine that is rich in contents. This month’s cover features nostalgic sparkler-senkouhanabi. The nostalgic cracking sound and the smell of gunpowder brings back fond memories of summer nights from my childhood.

     

     

     

     

  • 葉月 八月

     

     

    白い朝顔が七つ咲いた朝。

     

    店を終えて外に出ると、まだ涼しいとは言えませんがよい夜風が吹いていて、ずいぶんと虫の音が聴こえるようになりました。
    泰明小学校の角を曲がり、数寄屋橋の交差点に向かう手前に小さな広場があります。広場といっても、休息できるベンチが少しだけ置かれている、街中でそこだけ取り残されたように木々たちの緑が繁っているといった場所です。この場所を通る前から、リーリーという虫の音が高く大きく辺りに響いており、月でも見えていると、ことさら夏の終わりを感じたりするのです。

     

    とはいえ、虫の音が夏の終わりを知らせてくれていても、この猛暑は収まる気配がありません。予報では今年も残暑は長引くそうですが、皆様もくれぐれもご体調にお気をつけて下さい。私もばてないようによく食事をし、できるだけ睡眠をとるようにと思っています。
    八月が終わると今年もあと四ヵ月。時間はあっという間に過ぎてしまいますが、忙しくしていても、季節の暦に気付き、自然の移ろいを感じながら今を過ごしていたいものです。

     

    お知らせのとおり、十月に店舗にて「裂のほとりⅫ ―受け継がれてゆく古裂たち―」展を開催させていただきます。
    今私たちが出逢える古裂たちは、古い染織品を慈しみ、大切に扱い、伝えてこられた先人の、美しいものに対する姿勢と心があってこそ、今に遺されているのだと思います。今秋開催の展示会「裂のほとりⅫ」では、様々なメッセージを籠めて開催させていただきたいと思います。どうぞ皆様、この秋に魅力的な古裂をぜひ御覧いただけましたら幸いです。
    まもなく九月がやってまいります。

     

     

     

     

  • 秋の展示会「裂のほとりⅫ」開催予定のお知らせ 

     

    舞楽装束 赤紗地窠文繍断片裂 桃山~江戸初
    「古切集」とあり

     

     

    10月開催予定「裂のほとりⅫ」出品予定
    木綿茶地黄格子に緯絣裂 19世紀ほか

     

    この秋10月に店舗にて、展示会
    「裂のほとりⅫ ー受け継がれてゆく古裂たちー」(仮題)
    を開催させていただく予定です。

    「展示会 Exhibition」ページにご案内を掲載いたしました。

    どうぞ御覧下さいませ。

     

    今展の詳細は、もう少し先になりましたらお知らせいたします。
    この度の「裂のほとり」が皆様にお愉しみいただけますよう、趣深い古裂をご紹介させていただけましたら幸いです。

     

    引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

     

     

     

     

  • 夏季休業のお知らせ

     

    麻藍地梅桜貝藻虫籠に小禽文紅型裂 19世紀

     

    いつも御来店、ご利用下さいまして、誠にありがとうございます。
    8月9日(土)から20日(水)まで、夏季休業とさせていただきます。
    この間のお問い合わせ等はInstagramのDMまたはメールにてご連絡下さい。

     

    We will be closed from August 9th (Sat)to 20th (Wed)for summer break.

     

    この夏も大変な猛暑に見舞われております。
    皆様どうぞ日中の気温にはくれぐれもお気をつけて御自愛下さい。
    店舗休業の間は、少しばかり夏休み気分を味わえればと思いつつ、
    引き続き古裂を整える作業ほか、諸々の仕事を進めてゆきたいと思います。

     

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    【画像の商品】
    麻藍地梅桜貝藻虫籠に小禽文紅型裂 19世紀
    1、 織幅約35,0cm 長さ約122,5cm
    2、 織幅約35,0cm 長さ約123,0cm

     

    ほぼ同サイズのものが2点ございます。
    目にも手触りも爽やかな麻地で、ところどころごく小さな穴がありますが、コンディション良好です。可愛らしい貝藻文様で、脚のあるこちらは虫籠のように思われ、そのように記させていただきました。楽し気に空を舞う小禽(ことり)が、文様全体をいっそうほのぼのとお伽めいたものにしているようです。紅型裂がたっぷりとしたこの長さの状態ででてくることはなかなか無く、とても貴重です。ご興味ございましたらお問い合わせ下さい。