若草色、もしくは薄緑といえる色目の古手の海気が入荷いたしました。
実物は写真よりももう少し緑が入った感じです。
なかなか点数が探せない色目で、とても感じのよいものです。
一幅タイプのもの
幅 37,5~38,0 cm
長さ 約98,5 cm
前身ごろの形状のもの
天の幅 約25,0 cm
地の幅 約37,5 cm
地から10,3cm~11,0cm上がった部分に
縫い足し有りを含めた長さ ほぼ81,0 cm
詳細はお電話かメールにてお問い合わせ下さいませ。
完売いたしました。
ありがとうございました。
2017.2
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若草色の海気入荷いたしました
2017.2.17
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草木張月の二月になりました
2017.2.1
今日から二月です。つめたい冬の空気に包まれていても、あたりからそこはかとなく春の気配が感じられてくる月です。二月には草木の芽が張る草木張月(くさきはりづき)という美しい別名があります。
草木たちは冬の間眠っているようにみえますがそうではなくて、自分が知る自らの最高の時季に向けて、内に持つ様々な成分をとても活発にその身に循環させている、もしかしたらとても忙しくしているのが冬なのかもしれません。草木張月になり芽が張りだす生は、複雑に美しい染め色を見せてくれるのでしょう。
古い時代の草木からの色の美しさを目にしては、色の骨董、糸の骨董、などといった思いになりますが、裂の世界は今後どのように引き継がれてゆくのだろうなどと時折り思いつつ、忘れつつ、日々裂の傍にいます。一年で一番寒さの底です。二月をたのしみつつ皆様御自愛ください。
*写真は朝の公園で見かけた枝垂れ桜です。三春の滝桜の子孫だそうです。