お知らせのトップに記させていただきましたが、名古屋・月日荘さんでの展示会準備のため、誠に恐縮ですが3月はお店をお休みさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。
月末の出張を終え3月に入りましたら、裂、裂、裂、ひたすら裂とともに過ごし、準備に専念いたします。裂を整える作業はとても時間が要る手仕事ですが、それぞれの裂の見どころと佳さを、やはり良好な状態で御覧いただきたく思い、時間が許す限り裂に向かいます。もう少し早く仕事が進むとよいのですが、これがなかなか簡単にゆかず、、古いもの、古い裂と過ごせる時間に感謝して、こつこつと準備を進めてゆきたいと思います。
展示会は今回で4度目となり、東京以外で初めての開催になります。まだお会いしていない名古屋の皆様やお近く皆様に愉しんでいただけますよう、準備にいそしみます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
2019.2
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裂とともに
2019.2.27
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『GINZA』3月号の記事に取材協力させていただきました
2019.2.12
2月12日(火)発売のマガジンハウス社『GINZA』3月号、P.201「はじめまして、ザ・クラッシックス」という記事の最終回で古裂がテーマになり、取材協力させていただきました。
「古裂」という言葉をご存じない方にも、古いものや、古い裂の世界のことをお伝えできればと思い、少しでも古裂に関心を持っていただけるきっかけになれば幸いです。
よろしければ、御覧になって下さいませ。
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明日は節分
2019.2.2
節分の用意ができました。
明日の夜は豆撒きです。
江戸時代はあらゆるものが振り売りされて、季節の時々に必要とする品目などが、町中や家々を巡って売り歩かれたそうです。節分前には柊売りも来たそうで、赤鰯二本と豆がらと柊のセットで売られていたようで、売価は幕末の値段で八文だったという。以前「蓮の道草17」で振り売りについて触れました。
現代では柊売りはいなくなりましたが、籠からのぞくとげの葉と、町中を売り歩く呼び声が偲ばれて、節分になると江戸の早春を想います。
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如月 二月
2019.2.1
二月になりました。
冷たい北風とぬけるような冬の青空。
陽の光が独特で、寒くて、静かで、一年で一番好きな月がやってきました。
夜更けになると、火の用心の声と拍子木の音がいっそう闇を感じさせ、遠ざかる音に、夜空や夜道の寒さを重ねます。
間もなく節分、豆撒きです。そろそろヒイラギも見つけておかないといけません。
豆撒きを終えると、暦はもう立春です。こうして日本の季節はめぐり、ふとした時に、春の足音に気付くのです。
三月に、名古屋の月日荘さんで展示会を開催いたします。
御来場の皆様にいろいろと愉しんでいただけますよう、古裂を整える作業と準備を始めております。手作業に専念するため、二月・三月と開店日が少なくなりますこと、誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせや御来店のご予約は、どうぞお気軽にご連絡下さいませ。
秋十月には、昨秋と同じく、東京・神楽坂のアユミギャラリーさんに於きまして、蓮の企画展をおこなう予定をしております。こちらも楽しみにご予定いただけましたら幸いです。
古い裂の存在と、美しい染織の世界を一人でも多くの方に知っていただきたいという願い、あまりにも微力ですが、古い染織品を探して伝え遺すこと、好きな世界に携わり、少しでも学んでゆければと思います。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。