遠山文竹屋町裂 断片 約41,2×17,0cm
九月になりました。
厳しい残暑が続いているものの、少しずつ日が短くなり、夕方に吹く風には秋の気配を感じるようになりました。今の時季、街路樹のサクラの木が葉を振り落としていて、いつも歩く郵便局の歩道沿いに、落ち葉が多く吹き寄せられています。辺りは桜餅のあの葉の香りが漂っていて、真夏の木陰とは様子を変える木々たちを見上げては、せかせかと通り過ぎ、先を急いでしまう毎日です。
10月の蓮の記念展25th Anniversary『裂のほとり3 ―小さな金色展―』まであとひと月となりました。諸々裂の準備にいそしんでおります。
いつか金色をテーマにした展示会ができたらと思っており、その時に裂とともに並べられたらと、金色に因んだ暮らしの小さな道具を少しずつ集めていました。そうはいっても、数を揃える目的では集めることができなかったので、そう多くは出品できないのですが、好みに合った、少数の「小さな金色」たちを出品させていただこうと思います。その他の古いものも、今後インスタグラムにてご紹介させていただきますので、御覧いただけましたら幸いです。
なお、9月の開店日を4日のみとさせていただきますこと、誠に申し訳ございません。記念展やその他のお問い合わせは、お気軽にお電話にてお問い合わせ下さいませ。メールの場合、都合によりお返事がかなり遅くなってしまうことがございます。できましたらお電話で頂けましたら幸いです。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。