
木綿浅葱地r流水に蛇籠草花文様紅型裂 部分
19世紀
今年も残すところあとわずかとなりました。
暮れも押し迫り、皆様お忙しくお過ごしのことと思います。私は一昨日店にささやかにお正月飾りをし、空間に感謝と御礼の気持ちを込めて柏手を打ちました。今年も本当にありがとうございました。来る年も、何卒よろしくお願い申し上げます、と。こうして仕事納めをした気分になるのです。
このところ冬晴れのお天気が続いてくれて、蒼い空のきれいなこと、北風の冷たさも気になりません。冬至が過ぎて、これから陽が長くなりますが、まだ早朝は陽が昇るのが遅く、6時でも暗いです。東の空の下の方で、朝焼けのグラデーションの素晴らしい色彩が見え始める時、正面の空の天高くにまだ三日月が光っている。この時間の凄さというのか、冬の夜の暗さから夜が明けてゆく時の時間の動き方がこわいほど美しくて、早朝に窓から空を眺めることがあります。出張の時と同じ早起きになりますが、朝が来るその時を白湯を飲みながら見るのはいいものです。ずっと続けられるかはわかりませんが。
まだまだ残務が片付かないでいますが、一旦めどをつけて今日のところはひと休みすることにいたします。まとまりのない文面となりましたがまた記させていただきます。
明日はもう大晦日です。どうぞ皆様、暖かくされましてお過ごしください。