2017.8

  • 11月企画展 「艸の会」の予告です

     
     

    11月開催 艸の会 出品予定の古裂たち


    この秋11月25日(土)、26日(日)に東京・京橋の草友舎さんに於きましておこないます三人展「艸の会」(大分の花元さん、会場となる草友舎さん、古裂古美術蓮です)に出品予定の古裂を少し予告させていただきます。
     
    古裂古美術 蓮では “断片裂を中心として”、企画展をおこないます。
     
    長い間少しずつ集めてきました断片裂で日本の縞・格子裂、インド更紗・ヨーロッパ更紗の断片と渡り裂の断片少々、そして草木からの美しい染め色の江戸時代の断片裂たちを各ご紹介させていただきます。
     
    小さなひとひらの古裂たちは小品や酒器のお仕覆に、工夫の表具裂や額装に、鑑賞に、作品との取り合わせに、そして染織資料としてとても奥深く糸と色彩の凝縮した世界がそこに広々と展開されております。
    遠く時代を経ていつしか断片となっていった古裂の気分を皆様に愉しんで御覧いただけましたら幸いです。
     
    また、個人的ではございますが、時代のある美しい「単色無地」の古裂だけで展示会をおこなってみたいことは、長年の想いとしてあたためております。
    空間を古色でうめつくす「色」が持つ美しい世界を皆様に御覧いただける時がいずれやってまいりますよう、古裂古美術蓮はひとひらの古裂をこれからも探してゆければと願っております。
     
    艸の会開催が近くなりましたら、あらためて出品の古裂をご紹介させていただく予定です。
    どうぞよろしくお願い申し上げます。
     
     
     

  • 八月 葉月

     
     

    つぎあて 江戸時代の麻織物より


    八月になりました。
     
    出張で出かけた京都はまだ梅雨明けしていないようなお天気の日で、その蒸し暑さとクマゼミの鳴き聲に京都に来ている感が増しました。
    帰りは余裕をもって京都駅に入り、出張一日の一人反省会で入ったお店で注文したビールは緊張と汗を流したぶん気分を和らげてくれ、とても美味しい一杯でした。おかわりをしたのは言うまでもありません。
     
    古裂古美術 蓮は八月は古裂を整える作業月とさせていただき、お店をお休みさせていただきます。お問い合わせ等がございましたらお電話かメールにてご連絡下さいませ。
    インスタグラムは今月も折々に投稿させていただければと思います。
     
    九月の開店は一日から続く大きな会を終えてからとなり、開店日は追ってお知らせさせていただきます。
     
    いろいろと古裂の作業を進めて過ごす今年の夏。涼しさが待たれます。
    皆様も猛暑の折り御自愛下さいませ。
     
    このところ「蓮の道草」がストップしておりますが、古裂の作業に追われており機会を見つけているところです。。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。