2023.5

  • 「蓮の道草72」をアップいたしました

     

     

    雨降り朝顔

     

    「蓮の道草72」をアップいたしました。
    雨降り朝顔、懐かしい花の名です。
    お暇なときにでも御笑覧ください。

     

     

     

     

  • 「蓮の道草71」をアップいたしました

     

     

    錦裂断片 部分 江戸時代 19世紀

     

    「蓮の道草71」をアップいたしました。

     

    時間という、目の前に来た舟に乗って  -移転のお知らせに想うこと-

     

    お暇なときにでも、よろしければ御笑覧下さい。

     

     

     

     

  • 皐月 五月

     

     

    麻藍地馬に将棋駒文様打敷
    江戸時代 18-19世紀

     

    五月になりました。
    木々の緑がいよいよ濃く深くなり、明日はもう端午の節句です。うちでは花菖蒲二本を求めてきて、鎬のある硝子にすっきりと入れました。品の良い紫色の、花菖蒲の細くてモダンな姿は、きっとアール・デコ調の部屋にも似合うのではなどと思いながら。
    開花しているもの一本、膨らんだ蕾のもの一本。蕾のほうは水揚げをすると案外すぐに咲きはじめ、室内で仕事をしていたので、開花してゆくその経過を愉しみました。仕事の手を止めて、目を移すと、気が付くともうここまで咲いている。そんなふうなことです。それは地球が自転していることを感じ取るような、とても静かな良い時間です。遠くの空からヘリコプターの音も、鳥の聲も耳に届いて聞こえてきます。
    お花屋さんでは菖蒲の葉も忘れずに包んでもらいました。この頃はそこに蓬を添えてくれるようなお店もなくなったことをふと思いながら、帰り道は今年の後半へと想いを馳せました。またお知らせをさせていただくことも出てくるかと思います。

     

    画像は子供の麻の祝い着から打敷にしたものと思われます。跳ねる馬に流鏑馬を思い、五月の扉にしたいと思います。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。