
鶸浅葱色の江戸期の紬 残片裂
早春のきびしい寒さだった今日、所用があって店に14時少し前に着きました。
午前中の出先では、少しの間小雪が舞った時がありましたが、銀座に着くと、あられが降っていました。空からごま塩のような小粒が降り落ちて、路にころころと弾むのを見て、ピーコートの濃紺のひじを傘から出してみました。また雪の結晶が見えたらいいと思ったのですが、あられはほんとうに小さな小さな氷の粒なのですね。弾むわけです。雪の結晶見れず。(いつも携帯のルーペをのぞいたという。)
あられの降る二月もあと数えるほどになりました。早春からしだいに春へと季節は移りゆきます。