
読谷山花織 沖縄 19世紀
八月になりました。
暑中御見舞い申し上げます。毎年のことですが、東京のこの夏の猛暑はとくに湿気が多く感じられ、身体にこたえる暑さのような気がしております。皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごし下さいませ。
月末だった昨日、出張で京都に行っておりました。昨日の京都は、ゆうに37℃はあったそうで、街中の人も少なかったように思います。それでも夕暮れの空を見上げると、白い雲の様子や、そして夕風も、これから八月になるというのに、なんとなく秋の気配を感じた次第です。暑くともこのような日に、バスに揺られてふらりと高雄へ泊まりにゆき、盛夏の緑の中を、青紅葉の中を歩くのはいいなとふと思いました。水の音のするところはやはり心身にとってよいところ。そのうちに足を延ばせたらと思います。
十一月に開催予定の金沢での『裂のほとり』展示会、カレンダーを見ては、あれこれと準備する計画をたてております。この秋もお天気に恵まれますよう、小さなはぎれなどを整えたり、こういう裂もお持ちしてみようかと、思案の最中です。 皆様も涼しくされましてよい八月をお過ごし下さい。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。