2022.8

  • バターを丸めながら 其の四

     

     

    バターを丸めながら。 其の4

     

    あれから幾度となくバターを丸め、久しぶりにアップするも、久しぶりすぎて其のいくつになるのかが分からなくなる。探してみると、昨年三月に其の三が。光陰矢の如し。丸めながら諸々のことに思いを巡らせる。便箋を買わないと、とか、お菓子をどうする、とか。この頃はずいぶんと秋の気配がしてきたので、バター皿を葡萄文の小さな染付皿にして気分も変える。今回バターは中丸に。大小のときも。

     

    十一月開催の金沢展出品の古裂ご紹介、もう少しで始めます。

    どうぞよろしくお願いいたします。

     

     

     

     

  • 蓮の道草 アップいたしました 

     

     

    麻布(おそらく大麻) 断片裂
    江戸後期頃 18-19世紀

     

    残暑御見舞い申し上げます。

    蓮の道草をアップいたしました。
    写真はこのところ整えていた麻布の小さな断片です。

     

    厳しい残暑が続いております。
    どうぞ皆様御自愛下さいませ。

     

     

     

     

     

     

     

    16,0 cm × 14,5 cm

     

     

     

     

  • 木綿雪輪に鳥文様絞り染め裂 のご紹介です

     

     

    木綿雪輪に鳥文様絞り染め裂 
    江戸末ー明治 19世紀

     

    商品紹介ページに「木綿雪輪に鳥文様絞り染め裂」をアップいたしました。
    こちらは夏空を表現していると思えます。
    雪輪の入道雲がほのぼのとしていて、夏の海まで感じられてくるようです。
    御覧いただけましたら幸いです。

     

    *こちらの商品は御売約となりました。*sold
    ありがとうございました。

     

     

     

     

  • 読谷山花織 沖縄 のご紹介です

     

     

    読谷山花織 沖縄 19世紀

     

     

    商品紹介ページに「読谷山花織 沖縄」をアップいたしました。
    出逢うことの少ない貴重な沖縄の染織品です。
    御覧いただけましたら幸いです。

     

    *こちらの商品は御売約となりました。*sold
    ありがとうございました。

     

     

     

     

  • -沖縄が湛える- 蓮の道草アップいたしました

     

     

    浅葱地赤格子縞裂 宮古島と思われる
    苧麻・木綿 沖縄 19世紀

     

    今年は沖縄復帰50年記念ということで、東博(6月26日終了)や東京・駒場の日本民藝館(8月21日迄)など、沖縄の素晴らしい工芸作品の特別展が各地で展開されております。
    いつまでも、先々の世代へと、沖縄の美しい工芸の世界が伝えられてゆくことを切に願っております。

     

    5年前の秋、古い染織品への想いを籠めて、そして、自分が続けてきたことの年月を記念して、ささやかな、初めての小冊子を編みました。その中に、自分にとっての沖縄の古い染織品に寄せた「沖縄が湛える」という小文があります。

    最初の小冊子発刊から5年ほど経ちましたが、小文にした自分の想いは何も変わっておらず、これからも変わらないことでしょう。
    2017年発刊の小冊子『裂のほとり』より、ホームページ「蓮の道草」に掲載させていただきます。御笑覧いただけましたら幸いです。

     

     

     

     

  • 葉月 八月

     

     

    読谷山花織 沖縄 19世紀

     

    八月になりました。
    暑中御見舞い申し上げます。毎年のことですが、東京のこの夏の猛暑はとくに湿気が多く感じられ、身体にこたえる暑さのような気がしております。皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごし下さいませ。

     

    月末だった昨日、出張で京都に行っておりました。昨日の京都は、ゆうに37℃はあったそうで、街中の人も少なかったように思います。それでも夕暮れの空を見上げると、白い雲の様子や、そして夕風も、これから八月になるというのに、なんとなく秋の気配を感じた次第です。暑くともこのような日に、バスに揺られてふらりと高雄へ泊まりにゆき、盛夏の緑の中を、青紅葉の中を歩くのはいいなとふと思いました。水の音のするところはやはり心身にとってよいところ。そのうちに足を延ばせたらと思います。

     

    十一月に開催予定の金沢での『裂のほとり』展示会、カレンダーを見ては、あれこれと準備する計画をたてております。この秋もお天気に恵まれますよう、小さなはぎれなどを整えたり、こういう裂もお持ちしてみようかと、思案の最中です。 皆様も涼しくされましてよい八月をお過ごし下さい。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。