一月も後半に向かいます。
暦を見ればまだ二十日しか経っていないこの一月は、祈り願うことのもの思いに沈む日が続きます。日々の時の刻みはあっという間に過ぎるのですが、日が過ぎてゆく速度というものが、何か重いものをゆっくりと動かすように遅く感じられる、そのような気がしています。
お花屋さんの前を通りかかると、春の花が並んでいました。早咲きの桜が目に入り、求めました。店で枝を揃えながら 春よ来い、どの人の心にもと、心に深く思いました。
早くも二月が見えてまいりました。立春が近づいています。
店内に春の色彩を呼び込んで、やさしい色合いの古裂を並べたいと思います。
寒さの折、どうぞ皆様御自愛ください。