2019.8

  • 「蓮の道草47」アップいたしました

     

     

    残暑お見舞い申し上げます。

     

    東京の今朝はいつもより涼しい朝で、窓を開けたときの風に秋が感じられるようでした。

     

    久しぶりに「蓮のみちくさ47」をアップいたしました。
    お暇なときにでも、よろしければお付き合いいただけましたら幸いです。

     

     

     

     

     

     

  • 葉月 八月

     

     

    萌黄地格子入熨斗目小袖断片裂 江戸時代

     

    八月になりました。
    今年も猛暑の夏が始まりました。蝉時雨、緑の木々から降り注いでおります。
    夏の黄昏どき、稀に空が紫色の、ものすごい色に染まるときがありますね。
    夏は夜空の色も、かなり明るさがあって、群青の色が浅く照るようで、空が晴れ渡っていることがわかります。四季をとおして、夜空の色にとても惹かれますが、色を見ようと思って見ていると、色の奥行きのようなものが感じられてきて、決して黒の色ではない夜の空の、青に属した深い色が見えてきます。昔の夜には聞こえなかった、蝉の聲も聞こえてきます。

     

    八月は十月の特別企画展、裂のほとりⅥ「-縞・格子・絣 展-」の準備で、裂を整える作業にいそしみます。何が“特別”企画展なのかというと、縞・格子・絣の奥深さに惹かれてやまず 集めてきたので、つい“特別”が付いてしまったのでした。特別な気持ちを託しながら、愉しく魅力ある裂たちをご紹介させていただきたいと思います。
    今月はお店の夏季休業がございますが、お問い合わせ等ございましたら、お電話でご連絡下さいませ。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。