
緑地観世水に片輪車文平絹
江戸時代 18世紀
七月になりました。
朝カーテンを開けては、まだ梅雨明けでもないだろうにと、妙に真っ青な空と灼熱の太陽に首をかしげていたところ、六月の月末前に梅雨明け発表となりました。連日この酷暑では、日頃睡眠時間が少ない自分もさすがに注意しないと体調を崩しそうになります。冷たい麦茶と梅干しでさっぱりしたり、夜半に瓜の一夜漬けをこしらえてみたり、ぱたぱたと過ごしながらも時間の合間に夏らしい気分を楽しみつつ、この夏を乗り越えないとと思います。どうぞ皆様もくれぐれも御身体御自愛くださいませ。夏越の祓も過ぎ、今年も後半へと向かいます。
「お知らせInformation」と「展示会Exhibition」にご案内をさせていただいておりますが、昨秋の開催にご好評をいただきまして、この秋11月も金沢にて「裂のほとり」展示販売会を開催させていただくことになりました。会場は、昨秋と同じく、金沢・黒門前緑地に隣接する、趣のある建物「雪竹庵」にておこなわせていただきます。詳細は「展示会Exhibition」を御覧いただけましたら幸いです。これから会期が近くなりましたら、こちらを更新してまいります。金沢展、今回も素敵な古裂を並べさせていただきます。どうぞご予定いただけましたら幸いです。
東京での展示会予定につきまして、お問い合わせを頂きまして誠にありがとうございます。今のところ未定でございますが、年内にささやかな企画展がおこなえますかどうか調整中でおります。あたためているテーマがありますので、もしまたお知らせができるようでしたら嬉しく思います。
笹の葉の、七夕も近くなりました。
日暮れは夏の夜空を見上げてみようと思います。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。