東京がこの現状となってから、2週間と少しが経ちました。
外出や移動の自粛が呼びかけられている今、私も住いで裂の作業と裂のことで、ぱたぱたと過ごしております。いつも何かをし続けてしまうというのが、自分の普段からの過ごし方なので、時間自体にあまり変化は感じられず、一日がとても短いです。
郵便局など所用で外に出るときには、決まって近くのお花屋さんの前を通ります。気分的にも今室内に花が在ってほしいので、ちょっとのぞいてみるのです。
近くのお花屋さんは、山野草などの和花はなかなか見かけず、たいていは洋花です。一番好きなホタルブクロが、季節に並んでくれたりするとうれしいのですが。
今日お花屋さんでブルースターを買いました。うぶ毛に覆われた、写真の花です。調べてみると、和名を瑠璃唐綿(るりとうわた)というそうです。うぶ毛が綿のようだからでしょうか。瑠璃の文字からつい連想して、美しい瑠璃→正倉院のガラス碗→ペルシャ→砂漠のらくだ、ときて、この澄んだ水色の瑠璃唐綿の花に、らくだの姿を呼びよせてしまいました。この花に居てもらいながら、午後も仕事を続けます。