2022.3

  • 蓮の道草64 山種美術館特別展
    上村松園・松篁 -美人画と花鳥画の世界- によせて アップいたしました

     

     

    山種美術館 開館55周年特別展 
    上村松園・松篁  ー美人画と花鳥画の世界ー

     

    蓮の道草64 山種美術館特別展 上村松園・松篁
    -美人画と花鳥画の世界- によせて をアップいたしました。
    お暇なときにでも御笑覧いただけましたら幸いです。

     

    写真は二月の中頃のもの。
    奥村土牛ゆかりの美術館入口の枝垂れ桜は、まだ固い花芽でした。
    こちらの開花は今春初めてのお披露目となります。
    この枝垂れ桜に幸あれ。

     

     

     

     

  • 商品紹介にアップいたしました 金地酢漿草文様唐織

     

     

    金地酢漿草文様唐織

     

    商品紹介に金地酢漿草文様唐織をアップいたしました。
    傷みがありますが酢漿草(かたばみ)文様が雅やかで、見どころのある作品です。
    どうぞ御覧下さいませ。

     

     

     

     

  • 空色のいぬふぐり

     

     

    空色のいぬふぐり。

     

    冬枯れした草の間に咲く空色のいぬふぐり。
    この姿を見ると 子供の頃の気持ちが心に帰ってきて
    土ごとさらいたくなる。

     

    まだ木々たちが芽吹かない
    あの雑木林を歩きたくなる。

     

     

     

     

  • ひな祭りの日に

     

     

    狂言装束半袴残欠 麻
    江戸後期

     

    江戸時代の植物からの色いろを傍に置いて
    迎えた春を引き寄せたい思い。

     

    潤むような藍の色の このひとひらの裂の中に
    幾つもの美しい日本の色名が潜んでいるのだと思う。

     

    ひな祭りの日に

     

     

    裂 
    狂言装束半袴残欠 麻
    江戸後期

     

     

     

     

  • 弥生 三月

     

     

    単色の裂地 絹・麻
    江戸時代 19世紀

     

    三月になりました。
    明日は早くも桃の節句、ひな祭りです。三月はひなの色の古裂を取り合わせて、身近に置いて愉しみます。江戸時代の草木からの色を傍に置き、迎えた春を引き寄せたくなるような、そんなふうな思いです。古い裂は美しい染め色ばかりではなく、その独特の質感にも魅力があります。写真の江戸時代の絹と麻も、古い裂特有の質感に色彩を見せて今の季節を彩ってくれます。

     

    先日の京都出張では、花芽をたくさん付けた路傍の枝垂れ桜の枝先に、枝と見まがう蓑虫がひっそりと下がっていました。日常の時間、日当たりのよい道で見かけた静かな光景に、平和を願い、祈りました。

     

    今月も趣のある古裂をご紹介させていただきます。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。