2025.2

  • 如月 二月

     

     

    二月の店内

     

    二月は草木の芽が張る「草木張月」という美しい別名があります。木々たちの様子に変化がみられ、その枝先に色を含んでくるようになるのが二月の頃です。道々の冬枯れの草と土との間には、いろいろな草が小さな緑の葉を広げており、たんぽぽも踊子草もみられます。今は三月が目前で、陽の光もずいぶんと力が増してきました。二月の初めごろに感じられる辺りに漂うひそやかな春の兆し、そうした大気はもう薄れてしまったように思われます。これから春が動きだし、春酣の花の季節がはじまります。

     

    今月もありがとうございました。ホームページの営業日カレンダーを御覧くださり、御来店いただけますこと、心より感謝申し上げます。お客様のお探しの裂のことや、次にお作りになるお仕覆のイメージについてなど、店でいろいろとお伺いさせていただき、お持ちいただきましたお道具と裂を取り合わせてお客様とお話をさせていただくこと、私もとても勉強させていただいております。裂も骨董ですので、出会わないと私も裂と出会えないのですが、味わいのある古い裂をご案内させていただけますよう、いろいろと探してまいりたいと思っております。

    来月もまた、どうぞよろしくお願い申し上げます。

     

  • Instagramに商品をご紹介させていただきました「絹墨色地梅に鶯文様解き裂」

     

     

    絹墨色地梅に鶯文様解き裂 部分
    明治ー大正 19-20世紀

    Instagramに商品をご紹介させていただきました。どうぞご覧下さいませ。

    ご興味ございましたら、裂の詳細はお問い合わせ下さい。

     

     

     

     

    【商品】

    1、織幅約36,0cm、長さ約46,5cm *Sold
    2、幅約18,0cm、長さ約90,5cm *Sold

    こちら御売約となりました。
    ありがとうございました。

     

    *画像の裂の別部分と無地部分が店舗にご用意ございます。
    合わせて表装にお使いいただけるでしょうか。
    こちらもよろしければお問い合わせ下さい。

     

  • Instagramに商品をご紹介させていただきました「木綿赤地丸文様型染裂」

     

     

    柊と木綿赤地丸文様型染裂 
    江戸末~明治 19世紀

     

     

     

     

    Instagramに商品をご紹介させていただきました。どうぞご覧下さいませ。

     

    *  *  *

     

    二月になりました。明日は豆撒きの節分です。節分は一年の境になり、晩には鬼が来たりて家の中に入ろうとするそうです。
    柊を求めて籠に入れ、手紡ぎ糸の、手触りのよい木綿赤地丸文様型染裂と取り合わせてみました。小さな丸文様を福豆に見立て、邪気を祓い春の訪れを待つ気分です。

     

    この裂は鬼手のインド更紗のように見えますが、両耳のある和のものです。和更紗になるかもしれませんがここでは型染といたしました。節分の晩にお使いの盃の仕覆に、季節にちなんだ古裂として、楽しいはぎれです。寸法をご確認ください。

    ご興味ございましたら、裂の詳細はお問い合わせ下さいませ。店に柊と一緒にディスプレイしている裂ですので、営業時間(通常12:00~18:00)にお電話にてもお気軽にお尋ね下さい。

     

    【商品】
    木綿赤地丸文様型染裂 江戸末~明治
    1、織幅 約33,3cm 長さ約38,0~39,8cm(両耳あり) *Sold

    2、織幅 約33,3cm 長さ約32,5cm(両耳あり) *Sold

    3、幅約19,5cm 長さ約36,5cm(片耳) *Sold

     

    3点御売約となりました。
    ありがとうございました。