
白地麻布(大麻または苧麻)江戸末-明治時代
White plain Asa(Hemp or Ramie)
19th century Late Edo period-Meiji period
例年よりも早く梅雨が明け、暑い夏の到来です。
猛暑の折、皆様くれぐれも御自愛下さい。
* * *
今秋 東京・サントリー美術館では、「没後300年記念 英一蝶 -風流才子、浮き世を映す-」が開催されます。(2024年9月18日~11月10日迄)
過去最大規模の回顧展だそうです。重文「布晒舞図」(展示期間10月16日~11月10日)を観るのが楽しみです。
布晒、という言葉で、万葉集のあの歌が思い出されました。
多摩川に さらす手作り さらさらに…
以前「蓮の道草」に、この歌のことを記したことがありました。
Instagramにその散文をアップいたしましたが、もしもとてもお暇な時がありましたら、よろしければ「蓮の道草12」を遡っていただき御笑覧下さいませ。
万葉の時代に多摩川の清い流れで晒された麻織物は、どんなに素敵だったでしょう。
古の遥か遠い時の中に在った川岸を想い、様々なことを想像するのです。