
紫陽花。
昨日の東京は梅雨の晴れ間で、日曜日の銀座はひとしきり賑わいをみせておりました。
中央通りが歩行者天国になっているというのに、いろいろな作業で頭がいっぱいだったのか日曜日であることに気が付かず、今日はずいぶんと人が多いと思いながら歩いていました。帰りがけに、閉店間際の鳩居堂さんに立ち寄り、やっと今日が日曜日だったことに気が付きました。いつも閉店間際まで多くのお客様がいらっしゃるこちらのお店が、店内に入ったとたん水を打ったように静かになっておられたからです。賑わいの日曜日が終わってゆく、そんな静かな空気感を味わった気がいたしました。
私はと言えば、閉店の鐘の音を聞きながら、急いで人に差し上げたいお土産を選んで包んでいただきました。古風な青い包装紙で包んで下さる、お店の奥のその大きな机がとても作業しやすそうな大きさで、待つ間思わず机を見つめてしまいました。丁度今、移転先で使いたい大きめの机を探している最中なのです。
画像は数日前に並木通りで撮りました。今年は沿道に咲く紫陽花の彩りが特に美しく思われました。気にして見ると、道々に毎年こんなにたくさんの紫陽花が咲いていたのかと思うほどで、様々な品種がみられます。紫陽花と雨の似合うこと、日本の季節を縁どる自然の巡りに、止まることのない時の流れを感じます。
新店舗の内装がほぼ終わり、旧店舗の棚関係の引っ越しを無事におこないました。新開店まで暫くお時間を頂きますこと、大変申し訳ございません。
夏越の祓ももうすぐになり、今年も半分が過ぎゆきます。
時節柄どうぞ皆様御自愛くださいませ。