2021.9

  • 前期「単色の美」無事に終了いたしました

     

     

    単色の古裂 江戸~明治

     

    前期「単色の美」が無事に終了いたしました。
    今展に多くの皆様に御来場いただき、心より感謝申し上げます。感染症防止対策にご協力頂きまして誠にありがとうございました。「単色の美」では、色彩の世界と色が宿すちからについて、わずかながら御覧いただきました。古裂古美術 蓮はこれからも「色」を大切に思い、単色の古裂を見つめてまいります。
    本日は展示替えのため閉場となります。10月1日(金)から後期「文様の美」を開催いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。ご無理のないよう、御覧いただけましたら幸いです。

     

     

     

  • 裂のほとりⅦ が近づいてまいりました

     

     

    花菱亀甲文能装束断片裂
    江戸時代 18-19世紀

     

    裂のほとりⅦ「単色の美」「文様の美」の開催日が近づいてまいりました。
    只今諸々の裂に囲まれて準備しております。先日、御来場に際しましてご留意いただきたい点をインスタグラムの投稿とホームページに掲載させていただきました。恐れ入りますが、御来場前に、必ずご確認いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。感染症防止対策により制限を設けさせていただき、皆様にご不便をおかけすることがあるかと思います。大変心苦しく恐縮でございますが、制限のある中にも少しでも愉しい古裂のひとときをお過ごしいただけましたら嬉しく思います。現況が続いておりますのでどうぞご無理のないよう、ご予定いただけましたら幸いです。

     

    インスタグラムの投稿では後期「文様の美」のご紹介が終わりました。
    文様の持つ意味合いの深さや面白さなどお伝えしきれておりませんが、よろしければ会場にて御覧下さいませ。残る会期までの間はインスタグラムにて「単色の美」をご紹介させていただきます。すべて自然光で撮っております。御覧いただけましたら幸いです。

     

    *写真は江戸後期の能装束の断片裂です。9,0cm×10,2cmのごく小さなものですが、木賊色の地色がとても美しいです。「文様の美」にお持ちいたします。

     

     

     

     

  • 長月 九月

     

     

    裂のほとりⅦ 後期「文様の美」出品
    紫地白梅文様絞り染め裂 江戸時代 17世紀頃

     

    九月になりました。
    猛暑だった夏も過ぎ、夜には虫の音が聞こえています。
    真夏の頃から聞こえていたのかもしれませんが、夜が暑すぎて空気の入れ替え以外は冷房に頼って窓を開けず、外の音に意識がいきませんでした。ここ数日の涼しさで夜に窓を開けると、雨止みの間にリリリ、とよく聞こえてきます。道端では玉すだれの白い花がみられます。とても好きな花で幼い頃遊んだ道に、この玉すだれがひっそりと咲いていたこと、懐かしみのある花です。秋の章が少しずつ進んでいます。

     

    展示会「裂のほとりⅦ」が今月末に近づいてまいりました。このような状況が続いておりますが、感染症防止対策に十分留意し、皆様に古裂のひとときを少しでも愉しんでいただけますよう精一杯努めてまいります。ご来場・ご入場につきましてご留意いただきたい点を近日中にお知らせいたします。皆様のご理解ご協力を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
    諸々予定しているこの秋です。
    今月もどうぞよろしくお願いいたします。